【校長だより58】刀根山高校界隈1 「とねやま坂」下の境界石
2023/07/11
本校から蛍池駅へ向かう途中「とねやま坂」を下ると道が狭くなり、広場のようになっているところがあります。そこの刀根山小学校擁壁すぐそばの民家前に小さな石碑があり、その表面には「大阪市役所」の文字、上面には「+」印が刻まれています。これは土地の境界を示す境界石ですが、豊中市内なのに大阪市役所と不思議に思い、調べてみました。その答えは、国立病院機構刀根山医療センター(刀根山病院)のHP「刀根山病院 100年のあゆみ」にありました。刀根山病院は今から100年以上前の大正6(1917)年に「大阪市立刀根山療養所」として開設され、当時は敷地が刀根山小学校のことろまであったそうです。そのため、大阪市の所有する土地境界を示す境界石がここに打たれたのでしょう。大変小さな石碑で、なかなか気づきにくいものですが、刀根山の歴史を今に伝えてくれる貴重な存在です。本校への行き帰りの途中に、是非見つけてください。
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