《校長だより(続)169》2学期終業式
2024/12/24
12月24日(火)8時40分より、2学期終業式を行いました。昨日よりインフルエンザに罹患する生徒や体調不良となる生徒が急増したため、体育館にて対面で行う式から教室で放送を聞く式に変更しました。生徒の顔をみて話をしたかったのですが、感染症対策、生徒の健康のことを考えるとやむをえない措置でした。私からは、「校長室に来ていただいた方から本校生の挨拶について大変褒められたこと、21日の学校説明会では中学生の保護者の方から、生徒が爽やかで明るいこと、挨拶をしっかりしてくれることが嬉しく、是非、刀根山高校に行かせたくなったと言って頂けたことを紹介し、生徒一人一人の対応が、刀根山高校の価値を高めてくれていることに感謝しました。続いて、「不易流行」という言葉について話をしました。俳句で有名な松尾芭蕉の言葉で、「不易」はいくら世の中が変わっても変わらないもの、変えてはいけないもの。「流行」は世の中の変化とともに変わっていくものという意味で、「いつまでもかわらない、本質的なものを忘れずに、新しく変化していくものをしっかり取り入れていくこと」が大切ということ。現代は、情報化、ICT化が進み、日々、そのスキルをいかに身につけ活用するか、新たな技術の習得に追われているが、このICTなどは不易流行のうちの「流行」の部分にあたり、挨拶など、人が社会で生きていくうえで、絶対に必要なコミュニケーションは「不易」であり、「時を守る」「場を清める」「礼を正す」などが昔から変わらない人間として大切なこと、相手を尊重して、自分のことを精一杯やることが大切。情報化が進めば進むほど、人間性は大事になる。みなさんが「不易と流行」を弁えた人となってくれることを願う」と話しました。次に進路指導部長より「学びについて」、豊中警察署の生活安全課の方から「闇バイトについて」お話いただきました。教室で放送を聞く式となりましたが、どのクラスでも生徒たちは姿勢を正して真剣に話を聞いてくれていました。さすが刀根山生です。今回はコロナ以来の放送での式となってしまいました。3学期始業式は全生徒が元気に登校し、体育館でできることを願っています。
【画像を押すと、拡大表示されます】